子どもの栄養補給に適した食事

育ち盛りの子どもには、たくさんの栄養が必要です。最近は肥満児の子どもも問題になっているので、少しでも家庭料理で、栄養豊富でバランスの良い食事を作ってあげたいものです。

そこで、子どもの栄養補給に適している食事を、いくつかあげてみたいと思います。

私たちが必要としている栄養素の代表といえば、まず「三大栄養素」と呼ばれる、たんぱく質、脂質、炭水化物（糖質）です。このうち糖質は、エネルギーの約6割を供給する大事なエネルギー源です。

お米や麦など主食系の食べ物から糖質は摂取できます。またフルーツや甘いものもそうです。脂質は効率の良いエネルギー源で、細胞膜を構成する機能もあります。

たんぱく質は筋肉や髪の毛、爪、臓器、神経、皮膚などかなり様々な細胞組織の成分となります。またホルモンや酵素や免疫にも関連します。これら3つの他にミネラルやビタミンも大切です。

ミネラルは骨や血液の成分となったりします。体内で生成されないので食事からの摂取が不可欠です。ビタミンは代謝を助けたり生理作用に不可欠なものです。

国立循環器病研究センターによると、私たちは年代ごとに、ふさわしい栄養素の取り方が違います。乳児と小児～青少年とでは違いますし、成人と老年とでも違います。

例えば乳児や母体となる人は、たんぱく質やミネラル（カルシウムやカリウム、鉄）、ビタミン（A,C,D,E,K,葉酸）などの摂取が、特に必要とされます。また小児～青少年の段階では、たんぱく質やミネラルが特に必要です。

これは身体の組織を構成する栄養素です。たんぱく質に関しては人生のこの時期が一番必要とされています。十分なたんぱく質によって、筋肉や血液や内臓がしっかり発育します。

以上のことを踏まえると、子どもには肉や魚、大豆製品、また乳製品やたまごなどをしっかり取れるような食事が適しています。これらによってたんぱく質を摂取してもらいます。

また鉄をレバーや小松菜などから吸収したり、骨に関係する亜鉛を描きやモモ肉（ビーフやポーク）から吸収するのも大切です。

他にも挙げるべき食材はたくさんありますが、たんぱく質やミネラルを意識した食材選びを欠かさないようにしましょう。

子どもの成長に欠かせない栄養素の代表はたんぱく質やミネラルです。もちろん他の栄養素もバランスよく摂る必要があります。

食材に含まれる栄養素を少しずつ学ぶことにより、これらの栄養素を摂取できるレシピに詳しくなりましょう。